【労働生理】筋肉・運動・・・2日目
今回は衛生管理者試験の労働生理の分野「筋肉・運動」に関して説明します。
筋肉の種類
筋肉は、
「横紋筋(おうもんきん)」と「平滑筋(へいかつきん)」の
大きく二つに分けられます。
筋肉でも、
意志によって動くものを
「随意筋(ずいいきん)」、
自律神経の作用で(自動的、機械的に)動くものを
「不随意筋(ふずいいきん)」といいます。
筋肉の収縮
筋肉の収縮には、等尺性収縮と等張性収縮があります。
筋肉の特徴
筋肉には、以下の特徴があります
①筋肉が引き上げられるものの重さは、筋肉の太さに比例する。
②筋肉が引き上げられる高さは、筋肉の長さに比例する
③筋肉は、収縮する瞬間に最大の力を出す
④負荷する重さが適当なとき、筋肉の仕事量が最大になる。
⑤筋収縮の速度が適当なとき、仕事の効率が最大になる。
②筋肉が引き上げられる高さは、筋肉の長さに比例する
③筋肉は、収縮する瞬間に最大の力を出す
④負荷する重さが適当なとき、筋肉の仕事量が最大になる。
⑤筋収縮の速度が適当なとき、仕事の効率が最大になる。
筋肉中のグリコーゲン
筋肉中のグリコーゲンは、筋肉の収縮時に酸素が不足していると、水と二酸化炭素にまで分解されず乳酸になる。乳酸になるのは、酸素の供給が不十分なときです。酸素が十分に供給されると、収縮に必要なATPが大量に算出され、最終的に水と二酸化炭素になります。
練習問題
(1)筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。
(2)筋収縮には、グリコーゲン、りん酸化合物などのエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。
(3)筋肉中のグリコーゲンは、筋肉の収縮時に酸素が不足していると、水と二酸化炭素にまで分解されず乳酸になる。
(4)荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
(5)運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。
答え
(1)
〇…問題文の通り。
(2)
〇…問題文の通り。
(3)
〇…問題文の通り。
(4)
✕…荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉の張力と負荷が釣り合いながら短縮したり伸縮したりする状態である。これを等張性収縮という。等尺性収縮は筋肉がその長さを変えずに筋力を発生させている状態をいう。手で荷物を同じ位置で持ち続けたり、鉄棒にぶら下がった状態で生じる。
(5)
〇…問題文の通り。
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