【労働生理】腎臓・・・2日目
今回は衛生管理者試験の労働生理の分野の「腎臓」に関して説明します。
腎臓のそれぞれの部位とその機能
腎臓の内部 |
腎臓は、体内の老廃物をろ過し、尿にするところです。老廃物は、尿管・膀胱を経て、体外へ排出されます。
腎臓を構成する細胞
腎臓には、ネフロン(腎単位)が約100万個(左右で200万)あります。
ネフロンは、腎小体(ボウマン嚢+糸球体)と尿細管を1単位とした組織です。
尿の成分
尿の成分は、95%が水分、残りが固形物です。性質は弱酸性、
1日の尿の量は約1.5ℓです。
尿を排出するルート
糸球体➡ボウマン嚢➡尿細管➡集合管➡腎盂➡尿管➡膀胱➡尿道
練習問題
(1)腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の血球及び蛋白質以外の成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。(2)腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
(3)腎臓は、背骨の両側に左右一対あり、それぞれの腎臓から複数の尿管が出て、膀胱につながっている。
(4)尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。
(5)尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分が全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
答え
(1)〇…問題文の通り。腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の血球及び蛋白質以外の成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
(2)
〇…問題文の通り。腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
(3)
尿管は左右の腎臓から1本ずつ出ており、膀胱につながる。
※上の図をよく見てください、腎臓からは一本の尿管しか出ていないですよね。
(4)
〇…問題文の通り。
(5)
〇…問題文の通り。
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