【労働生理】ストレス・睡眠・疲労・・・2日目
今回は衛生管理者試験の労働生理の分野「ストレス・睡眠・疲労」に関して説明します。
ストレスってそもそも何だろう?
ストレスとは、人間の持つ恒常性(ホメオスタシスという)による心身の調整過程のことで、ストレッサー(外部からの刺激)から身を守ろうとして起こる反応です。
ストレスの要因
職場でのストレスの要因には、
①仕事そのもの(質、量)
②人間関係
③職場での評価・待遇
④職場の環境(騒音、空調、照明等)
②人間関係
③職場での評価・待遇
④職場の環境(騒音、空調、照明等)
が考えられます。皆さん誰しも経験し自覚していることですよね?
ストレスに関係あるホルモン
①アドレナリン(副腎髄質から放出)
②ノルアドレナリン(交感神経から放出)
③副腎皮質ホルモン(副腎皮質から放出)
②ノルアドレナリン(交感神経から放出)
③副腎皮質ホルモン(副腎皮質から放出)
睡眠について
睡眠中は、体の活動を鎮める副交感神経のはたらきが活発になります。
そして次のことが起こります。
①体温の低下
②心拍数の減少
③筋肉の弛緩
④新陳代謝の低下
②心拍数の減少
③筋肉の弛緩
④新陳代謝の低下
睡眠のリズム
睡眠のリズムは、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の
2つが1セット(平均90分)で、そのセットが何回か繰り返されます。
疲労について
疲労は、身体機能と精神機能が低下して起こる現象です。
疲労の程度を調べる方法には、
①調査票を使った自覚症状の検査
②他覚症状を捉える生理学的検査(フリッカテスト、二点弁別閾検査)
があります。
練習問題
(1)ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
(2)外部環境からの刺激すなわちストレッサーは、その強度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
(3)ストレス反応は、個人差が大きい。
(4)騒音、気温などの物理的要因が職場でのストレッサーとなることはない。
答え
(1)
〇…問題文の通り
(2)
✕…自律神経と内分泌系を介して心身の活動に緊張を与える。抑圧ではない。
(3)
〇問題文の通り
(4)
✕…ストレスの原因には、精神的・身体的・物理(環境)的要因がある。物理的要因には、騒音・気温・湿度・悪臭などがあり、職場のストレッサーとなることがある。
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