最終更新日:2019年11月17日
今回は、労働衛生の分野の「厚生労働省のガイドライン(VDT作業)」について説明していきます。
VDT作業とは
VDT作業(ブイ・ディー・ティーさぎょう)とは、ディスプレイを持つ画面表示装置、言い換えるとVDT (Visual Display Terminals)を用いた作業のこと。 コンピュータや監視カメラを用いた作業を指します。
wikipediaより
今の時代の仕事の業務において逃れられない作業ですよね。
職場におけるVDT対策のためのガイドライン
厚生労働省では、VDT作業のガイドラインが策定されています。
【リンク】厚生労働省(職場の安全サイト)HP・・VDT作業
VDT作業による健康障害
VDT作業による健康障害には、目の疲れ、腕や肩・頸部のこりや痛み、心理的な疲労などの自覚症状が先行し、眼精疲労、頸肩腕症候群など局所疲労が続きます。
①ディスプレイ画面の照度を500ルクス以下、書類・キーボード面の照度を300ルクス以上とする。
②ディスプレイ画面の上端高さは、目の位置より下とし、画面までの視距離は、40cm以上とする。
③照明器具などの光源が、ディスプレイ画面に映りこまないようにする。
④単純入力型や拘束型の一連続作業時間は、60分以内とし、次の作業までに10~15分の作業休止時間を設ける。
練習問題
厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下になるようにする。
(2)書類上及びキーボード上における照度は、300ルクス以上になるようにする。
(3)ディスプレイは、おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、画面の上端が眼と同じ高さか、やや下になるようにする。
(4)単純入力型及び拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けるようにする。
(5)VDT作業健康診断では、原則として、視力検査、上肢及び下肢の運動機能検査などを行う。
答え
(5)
✕…VDT作業健康診断は、1年以内ごとに1回、自覚症状の有無の調査を中心に行い、必要があれば眼科学的検査、筋骨格系に関する検査を行う。
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