2019年11月15日金曜日

【衛生管理者試験・労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)】骨折(6日目)・・・大切なポイントまとめ


【衛生管理者試験・労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)】骨折(6日目)・・・大切なポイントまとめ

今回は、労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)の分野の「骨折」について勉強していきましょう。

ここまでくれば後は、もう少しです。なかなか大変でしたがゴールが見えてきました。あとの残りも頑張って勉強していきましょう。


骨折の種類


骨折の種類:「完全骨折」と「不完全骨折」


骨折は、傷害の程度によって「完全骨折」と「不完全骨折」に分けられます。


・完全骨折


完全骨折


骨が完全に折れているもの。


・不完全骨折




骨にひびが入って、部分的に接続している状態のもの。


骨折の種類:「単純骨折」と「複雑骨折」


骨折部の皮膚の損傷の有無によって「単純骨折」と「複雑骨折」に分けます。

・単純骨折


皮膚に損傷がない状態で、皮膚の下で骨折している状態。皮下骨折や閉鎖骨折とも呼ばれています。


・複雑骨折

皮膚、皮下組織が損傷して、骨の先が外に出ている状態。開放骨折とも呼ばれています。



骨折の応急処置


外傷を伴っている場合には、創傷の治療をしてから、骨折を処置します。できるだけ動かさず、骨折した部分のずれが大きくならないよう副詞を当てて固定する。



練習問題


骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)骨にひびの入った状態を不完全骨折といい、骨が完全に折れている状態を完全骨折という。

(2)骨が1か所で折れている状態を単純骨折といい、骨が2か所以上で折れたり、砕けている部分のある状態を複雑骨折という。

(3)骨折部が皮膚から露出した状態を開放骨折という。

(4)骨折部を副子で固定するときには、骨折した部分が変形していても、そのままの状態を保持して、直近の関節部を含めた広い範囲を固定する。

(5)脊髄損傷が疑われる傷病者を移動させる必要があるときには、硬い板などの上に載せる。


回答


(2)
✕…複雑骨折は皮膚、皮下組織が損傷して、骨の先が外に出ている状態。

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